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Windows開発環境準備

目次

WSL

 名前はよく聞くもののなんなのかいまいちわかっていなかったWSLについて少しだけ理解が深まったので備忘。
 WSLとは、Windows Subsystem for Linuxの略で、Windows環境の中にLinux環境を動かすもの。
 メリットとしてはパッと思いつくだけで以下があり、大規模開発を行うエンジニアにはありがたいものだ。

  • Macとの共同開発時にOSによるひっかかりがなくなる点
  • One Driveの影響を受けない点

インストール

 ドキュメントに詳しく書いてあるが、以下。

  1. 管理者権限でPowerShellかCommand Pronptを開く
  2. wsl --installをする
    2025年1月現在はデフォルトでWSL2およびUbuntuがインストールされる
  3. PCを再起動する
  4. winキーを押すと、スタートメニューのおすすめ欄にWSLやUbuntuが増えているので、Ubuntuを開く
  5. 初回のみユーザー情報の設定を求められるので、ユーザー名とパスワードを設定する
    これはPC内部にある別のPCにログインするためのものなので、WindowsPCとは別のものになる
    また、ユーザー名は /home/[user]というディレクトリ名になる

 Windowsの C:\Users\userのような感じのディレクトリパスは \\wsl.localhost\Ubuntu\home\[user]となる。
 WSLに繋いでいないと開けないので、VSCodeでディレクトリを右クリックしてエクスプローラーで開いたパスをコピーした方が早い。

VSCode

 ドキュメントによると、WindowsにインストールしたVSCodeにWSL拡張機能を入れることで、Windows環境とWSL環境のシームレスな開発ができます。
 また、いちいちWSLやUbuntuを開かなくても画面左下のVSCodeからWSLにつなげることができます。使い始めてすぐに「毎回WSLにつなげるか?」のようなポップアップが出るので、そちらを逃さず設定すると吉。

その他推奨設定

  • Voltaのインストール
    Windowsにインストールしているアプリは大抵Ubuntuでも使えるのだが、VoltaはUbuntuを開いてインストールし直した方がいい。
  • git config
    ユーザー名とメールアドレスはgit configコマンドで設定した方がいい。(Windows環境ならサインインするか?って聞かれるタイミングで聞かれずにエラーになる)